神は細部に宿るって言うじゃない?

写真に関するいろいろ、特にRAW現像について。

お花の現像 ②

更新が滞って一週間、アクセス数もすっかり一桁。

その数字に凹むワケやないけど更新しようと思います。

凹んでへんよ、ぜんぜん。ほんまほんま。

 

 

前回の白い花の詳細を、

読む人がめんどくさいくらい詳細に書こうと思ってましたが

書く方がめんどくさいことに気が付きました。

 

気付きましたが書いてみようと思います。

 

まず、やり方として、

A)最初にモノクロ化してから調整する

B)諸々調整してから最後にモノクロ化する

という順序がありますが、今回はAですわ。

 

モノクロ化しておいて、ホワイトバランスとか感色性とか、

調整して色味を消していきます。

※各画像、クリックで大きくなるので、各設定をしっかり見ておきましょう。 

 

まずは単純にモノクロにした状態

f:id:amury:20140308000512p:plain

マゼンタの花の部分はやっぱり濃いグレーです。

明るいグリーンの茎はこの時点でけっこう白い。

でも背景が暗いのは頂けない。

 

つまり、やることとしては、

イ)花の部分を白くする

ロ)背景を白くする

ということがメインとなります。

 

花の部分を明るくするには、赤い部分を明るく、

背景を明るくするには全体を明るくするわけですが、

その際、すでにそこそこ明るい茎の部分は白飛びさせたくない。

てことで、まあ、最終的にコントラストをちょっと下げて、

ハイライト以外を持ち上げる。

コントラストを下げると、暗いところはちょっと明るく、

明るいところはちょっと暗くなりますな。

AppleのApertureなんかは、コントラストを下げきると

ほとんどグレーの画像になっちゃいます。

 

まず、モノクロの感色性を調整・・・。

f:id:amury:20140308001817p:plain

するとこんな感じ。

f:id:amury:20140308000207p:plain

花の部分が明るくなったのが分かるでしょうか。

 

で、さらに「ホワイトバランス」と「レベル補正」で明るく。

色温度はK(ケルビン)が高いほど青、低い方が黄色。

ですが、現像ソフトではだいたい逆になっています。

低くする(スライダを左)と青、高くする(スライダを右)と黄色くなりますが、

これは補正値ということでしょうな。

するとこんな感じ。

だいぶ明るなったね。

f:id:amury:20140318001603p:plain

あとは「コントラスト」「明るさ」をいじって仕上げです。

 

はい、よいしょー。

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「露出」で明るくすると、ハイライト部分も容赦なく明るくぶっ飛びますが、

「明るさ」で明るくすると、ハイライト部分はそこそこに中間以下が持ち上がります。

ヒストグラムを見ながらやってみるとよく分かるので、

各々、使用ソフトのクセとか見極めるとええと思います。

うむ、白いねぇ〜。

芸能人の歯くらい白い。

これで一応出来上がり。

 

モノクロのチェックを外すとこんな感じ。

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黄色い。

 

あんまりこういう現像することはないかと思いますが、

いつかきっと役に立つときが来ると思いますよ。

思ってないと、こんなめんどくさいもん書かれへんよ。

 

ほなっ!